身をもって知った自主防災の大切さ

目黒区での想定被害の概要

24個の想定被害

東京都目黒区のイラスト地図

東京都が2012年4月18日に公表した「首都直下地震等による東京の被害想定(リンク先:東京都防災ホームページ『首都直下地震等による東京の被害想定』)」は、首都直下地震として「東京湾北部地震」と「多摩直下地震」、海溝型地震として「元禄型関東地震」、活断層で発生する地震として「立川断層帯地震」の四つを挙げています。

また、その各々について
「冬の朝5時に秒速4mの風速の場合」
「冬の朝5時に秒速8mの風速の場合」
「冬の昼12時に秒速4mの風速の場合」
「冬の昼12時に秒速8mの風速の場合」
「冬の夕方18時に秒速4mの風速の場合」
「冬の夕方18時に秒速8mの風速の場合」
の6シーンについて伊豆諸島と小笠原諸島を除く東京都内に限っての想定被害を計算しています。

被災体験記ノート投稿記事「『内閣府の首都直下地震被害想定』と東京五輪返上論」はこちらへ

被災体験記ノート投稿記事「内閣府の『1都6県での首都直下地震被害想定』」はこちらへ

被災体験記ノート投稿記事「『東京防災ブック』と首都直下地震などの切迫性」はこちらへ

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かなり幅のある被害・避難状況に

目黒区の場合も四つの地震について六つのシーンが想定されているので、その最小値と最大値を採ってみると、
死者数は1人~332人、
負傷者数は11人~3,195人、
死者及び負傷者数は12人~3,527人、
全壊及び焼失建物数は9棟~13,770棟、
避難所避難者数は172人~61,318人、
親族・知人宅などへの疎開者数を含めた 避難者総数は265人~94,335人
とされています。

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人口比で読むと驚くような数字も

東京都の推計人口(リンク先:東京都『東京都の人口<過去の推計人口データ(2010年11月~2015年10月まで、補正前の区市町村、月別など)>』)」は2013年4月1日現在で13,234,572人で目黒区は272,365人ですから、人口比で読むと、
死者数が区民820人~272,365人に一人、
負傷者数が区民85人~24,760人に一人、
死者及び負傷者数が区民77人~22,697人に一人、
避難所避難者数が区民4人~1,584人に一人
となり、
戸建て住宅も集合住宅も公共施設も商業施設も工場もある中での粗い計算ですが 全壊及び焼失建物数が区民20人~30,263人に一棟
となります。