身をもって知った自主防災の大切さ

三重県での想定死者数

もくじ

  • 死者数が4地震で43人~653人に一人

死者数が4地震で43人~653人に一人

人口比で読む東日本大震災被害」のページに記したように東日本大震災の際に宮城県の死者・行方不明者が200人に一人であったために私の身の回りで起きた様々なことや
人口比で読む阪神・淡路大震災被害」のページに記したように阪神・淡路大震災の際に神戸市の死者・行方不明者が333人に一人で兵庫県の死者・行方不明者が863人に一人であったことから類推すると、
三重県で想定されている96ケースの地震のいずれかが起きて「死者数が43人~653人に一人」という被害を受けた場合は、
三重県内に住んでおられる方も極めて深刻な事態に直面させられるものと推測されます。

なお、四つの地震の想定値は
東海地方が大きく被災する地震では死者数が43人~238人に一人、
近畿地方が大きく被災する地震では死者数が73人~469人に一人、
四国地方が大きく被災する地震では死者数が96人~631人に一人、
九州地方が大きく被災する地震では死者数が102人~653人に一人
となっています。

また、もう少し詳細にみていくと、
(1)「早期避難者比率が低い場合」は
「東海大被災地震(陸側ケース)」で43人~65人に一人、
「近畿大被災地震(陸側ケース)」で73人~131人に一人、
「四国大被災地震(陸側ケース)」で96人~183人に一人、
「九州大被災地震(陸側ケース)」で102人~183人に一人
(2)「早期避難者比率が高く避難の呼びかけが効果的に行われた場合」は
「東海大被災地震(陸側ケース)」で70人~152人に一人、
「近畿大被災地震(陸側ケース)」で108人~261人に一人、
「四国大被災地震(陸側ケース)」で131人~305人に一人、
「九州大被災地震(陸側ケース)」で131人~310人に一人
(3)「早期避難者比率が低い場合」は
「東海大被災地震(基本ケース)」で52人~73人に一人、
「近畿大被災地震(基本ケース)」で96人~166人に一人、
「四国大被災地震(基本ケース)」で152人~251人に一人、
「九州大被災地震(基本ケース)」で152人~261人に一人
(4)「早期避難者比率が高く避難の呼びかけが効果的に行われた場合」は
「東海大被災地震(基本ケース)」で96人~238人に一人、
「近畿大被災地震(基本ケース)」で166人~469人に一人、
「四国大被災地震(基本ケース)」で251人~631人に一人、
「九州大被災地震(基本ケース)」で273人~653人に一人
という推定値になっています。