身をもって知った自主防災の大切さ

想定全壊・焼失棟数の多い府県

3府県で最大値が29人~38人に一棟

「最大想定全壊・焼失棟数順の都府県リスト」に掲げた35都府県の中では、
「(11)奈良県」から「(13)大分県」までの3府県の最大値が阪神・淡路大震災の際の「兵庫県の全壊・焼失住宅数(県民53人に一棟)」を上回っています。

なお、「(11)奈良県」では「東海と近畿と四国と九州大被災(基本ケース)地震が冬の深夜と夏の昼に発生」という最小被害時に「全壊・焼失棟数=185人に一棟」、
「(12)京都府」では「東海と近畿と四国と九州大被災(基本ケース)地震が冬の深夜と夏の昼に発生」という最小被害時に「全壊・焼失棟数=1,047人に一棟」、
「(13)大分県」では「近畿大被災(基本ケース)地震が冬の深夜と夏の昼と冬の夕方に発生」という最小被害時に「全壊・焼失棟数=91人に一棟」
といった具合に被害程度の幅が大きいですので、
これら3府県については「『兵庫県の全壊・焼失住宅数(県民53人に一棟)以上の人口比全壊・焼失棟数の発生がありうる』という予測が出ている」という前提を置いての備えが必要です。