身をもって知った自主防災の大切さ

『度重なる余震』でネット接続障害が多発?

もくじ

回線保守作業の実施で接続障害はストップ

フレッツ光VDSL方式説明図

自宅のパソコンが43日間に36回もインターネットに接続できなくなり、何度か対処方法をネットで調べ、ルーターを修理に出すことまで考えましたが、
「一度知恵を借りてみよう」とフレッツ光VDSL方式の通信回線を提供してくれているNTT東日本のサポート部門に電話で問い合わせたところ、数時間後に保守要員の方たちの来訪があり、
(この方たちが室外にあるボックスを開けた途端に37回目の接続障害発生というハプニングも起きたのですけれども)、約40分の作業後には「ノイズが消え回線の接続を確認しました」という報告があって、
以降、(その日から1週間たっても再発はありませんので)、問題は適切に解決されたものと思っています。

接続障害の概要」へ

接続障害の概要

今回起きた「ネット接続障害」の概要を振り返ってみると、

(1)初発生の4月2日から6日後の4月8日に2回目、
その8日後の4月16日に3回目、
その3日後の4月19日からは25日間で18日(10日中7日のペース)、33回(18日あった発生日で見ると1日平均1.8回)の発生、

(2)発生状況としては、
「パソコンの電源を落とした後の(深夜から早朝にかけての)時間にルーターのネットへの接続切れを示すランプの点滅を発見したケース」が18回(うち2回はルーターの再起動を4回繰り返したところで再接続に成功)で、
「ネットにアクセス中に『ネットへの接続ができません』というメッセージが出てきて接続切れ状態になったことを知ったケース」も18回と、
「ネット切断中」と「ネット接続中」がハーフハーフ、

(3)ルーターの取扱説明書には「よく起きることなので、ルーター、VDSL宅内装置、パソコンの電源を切り、5分以上たってから各々の電源を入れ直してください」とそれなりのページ数を割いて書いてあるので、
(VDSL宅内装置に赤ランプが点灯するようなこともありませんでしたし「通信回線に問題が起きるような変化があった」とは考えもせずに)ルーターの再起動を繰り返してきていた、

ということになります。

NTT東日本の対応ぶり」へ

NTT東日本の対応ぶり

電話での受付と回線状況記録の調査

その間、障害復旧のために費やす手間と時間の累積が負担になってきましたので、「『障害多発ルーター』を修理に出すか、新しい製品を購入するか」と考え始めるようになり、ネットで調べていくと「NTT東日本のサポート部門に相談してみる価値がありそう」と思えるようになりましたので、
5月15日にフリーダイヤル番号宛に問い合わせの電話を入れたところ、「紛らわしい表示で申し訳ありませんが、違う部門で電話をお受けしてしまいました。お客様にまた同じお話を担当部門にしていただくわけにはいきませんので、こちらから要点を伝え、回線の接続状況記録を調べさせ、終了し次第、担当部門からお電話させていただきます。およそ20分お待ちください」と言われました。

そして、担当部門氏からの電話では
「(私の『直近5日分、9回のネット接続障害発見時間についての補足的説明』を受けて)タイマーの設定時間の違いによってズレは生じていますが、当方の回線状況の記録にも同じ時刻帯にお客様宅でのネットへの接続切れが何度も記録されていました。また、同じ集合住宅にお住いの他のお客様からもクレームが寄せられていました。ルーターの故障ではなくNTT回線側の問題と思われますので、できるだけ早く保守要員を派遣したい思います。お客様のご都合をお聞かせください」
という申し出があり、私の方の事情によって4時間後から2時間、修理のための来訪を待つこととなりました。

その後、丁度4時間たったところで37回目の接続障害が発生し「困ったな」と思った瞬間に保守要員の方から「ご在宅であればすぐお伺いします」という携帯電話がかかってきて、いわゆる保守作業が始まりました。

ユーザー宅での保守作業

この保守作業では、
最初に作業員の方から「VDSL集合装置の入っているボックスを開けたらネットへの接続切れ状態になっていたのですが、その瞬間まで接続障害は起きていなかったのですか。まず、室外でのチェックと必要な作業を行ないます」というお話があり、
すぐに(玄関のドアにさえぎられて廊下部分などでの保守要員の方々の対話内容と作業内容はよく分からなかったのですけれども)「大分以前に行われた電話配線の分岐作業上の不適切な部分の手直しと思われる作業」が約20分行なわれました。

その後、(その状態を踏まえてのことだと理解しているのですが)「室内天井隅に出ている電話配線と玄関前から来ている電話配線との接続状況をチェックさせてください」という申し出があり、
天井裏の現場を一緒に見たところ「『2本づつの配線をネジって接続してビニールテープでカバー』という何十年前の作業か」と思える状態だったので「(その部分を切り取って)通信ケーブル接続用のコネクターで電話配線をつなぎ直す作業」が約10分行なわれ、
さらに室内での電話配線とVDSL宅内装置とルーターとの接続状況を確認する作業が約5分あった後、
本部に確認を求め「ノイズが消え回線の接続を確認」という連絡を得て、
作業は完了しました。

『サポート窓口への申し出』を早めにぜひ」へ

「サポート窓口への申し出」を早めにぜひ

問題が解決した今は、「NTT東日本のサポート部門の方々の対応が非常に良かったことが一番印象的な出来事だった」と思っていますが、
「集合住宅への転入者があったり自宅内でVDSL宅内装置とルーターとをつなぐケーブルをいじったり蛍光灯を使っていたりというノイズを発生させる要因が無いのにネット接続障害が多発したのは
(今回の作業対象となった)ケーブルの接続個所が『度重なる余震』でノイズを発生させるようになったからでは」という思いが大きくなってきています。

実際、気象庁の「震度データベース検索」で調べてみると、
昨年の6月8日~今年の5月15日までの間に、
青森・岩手・宮城・福島・茨城・千葉の各県を震央地とする(2回の「最大震度5強」と3回の「最大震度5弱」を含む)震度1以上の地震が48回起きており、
仙台管区気象台内に設置された地震計は「震度1」を29回、「震度2」を16回、「震度3」を3回記録していました。

2日前(5月22日)に、フジテレビ系列局のローカルニュースで、「風呂場の排水口からミミズが2~3匹這い出てきたり、風呂場なのにトイレのような臭いがしたり」とインタビューに答える方の映像付きで、仙台市と福島市の中間に位置する白石市で「東日本大震災時の調査では異常のなかった下水管がその後の余震で損傷したと推測され、総延長20キロメートル分について修理工事を始めることになった」という報道がされていましたが、
「余震による配線の接続個所のいたみの拡大」と同じようなことが起きたのだろうと思わされました。

該当しそうな地域にお住いの方には「余震によるダメージの累積」について念頭にお置きになられること、
そうでない地域でいま何らかの障害に悩まされている方には「巨大災害が発生してしまうと一般民間人への対応は当然後回しになる」という認識を持たれて早めに障害を解決させるための相談を企業・組織のサポート窓口に申し出られること、
をお勧めいたします。

(投稿日:2015/05/24  更新日:2017/05/01)

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